広島黒田博樹投手(40)は、日米通算500試合登板を勝利で飾ることができなかった。

 立ち上がりから投球に精彩を欠いた。1回2死から安打を許すと、盗塁と捕手の送球ミスの間に三進。畠山の高くはずんだ遊撃への内野安打で先制点を与えた。2回には大引に高めの球を右翼席へ運ばれ、さらに1点を失った。

 5回には再び2死から一、二塁とすると、山田にフルカウントから内角よりのツーシームを左中間スタンドに運ばれた。

 節目の試合で今季5敗目を喫するも、黒田は「立ち上がりも2死からでもったいなかった。(山田には)ファウルで粘られて、正直に行きすぎた」と冷静に振り返った。