ドラフト1位候補、仙台大のエース右腕・熊原健人(4年=柴田)が、今秋初登板して勝利投手になった。

 8球団12人のスカウトが見守る中で、先発して8回を完投した。5安打1失点で、許した得点は失策が絡み自責0だった。「マウンドに戻れたことが一番。しっかり勝てたのが、自分の中では大きい」と話した。

 8月に背中を痛めて開幕に間に合わなかったが、約2週間前から投球練習を再開。最速152キロを誇る速球は、この日149キロをマークした。「遅れてきた分を取り返したい」と、春秋連覇へピッチを上げていく。