今日22日に行われるドラフト会議でヤクルトが1位指名を公表した東京6大学リーグの明大・高山俊外野手(4年=日大三)が21日、右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折と診断された。24日から始まる法大戦への出場が厳しい状況となった。

 この日はドラフトを前日に控え、優勝のかかる最後のリーグ戦へ向けて練習。18日の慶大2回戦で痛めた右手にタオルを持ち固定しながら捕球やランニングを行ったが、午後に都内の病院で診察を受けた結果、骨折が判明した。現在131安打を放ちリーグ最多安打記録を更新中だが、藤波行雄(中大=70~73年)の持つ東都リーグ記録の133安打超えは難しくなった。

 思いもよらぬアクシデントとなったが、ヤクルトの1位指名公表については素直な気持ちを明かした。「自分のプレーを見てくださり、ドラフト2日前に名前を挙げてもらえたことを感謝したいです」と話した。高校、大学で主戦場にしてきた“神宮球場のスター”が運命の時を待つ。