明大・高山俊外野手(日大三)はセ・リーグを制したヤクルトと、同3位の阪神が競合した。

 くじは阪神金本新監督とヤクルト真中監督が引き、どちらも左手で取り真中監督がガッツポーズ。ヤクルトに交渉権が渡ったかに思われた。

 しかしその後、確認ミスが判明し交渉権は阪神に。金本監督は「ビデオ判定でホームランに覆ったような気持ち」と胸をなで下ろした。

 同外野手は走攻守3拍子そろた大型外野手。今秋東京6大学リーグの通算安打記録を更新した。ただ、右手首を痛めドラフト会議前日の21日に「右手有鉤(ゆうこう)骨骨折」と診断された。

 ◆高山俊(たかやま・しゅん)1993年(平5)4月13日、千葉・船橋市生まれ。小学1年で野球を始め、船橋中央シニアでは遊撃手兼投手。七林中では陸上部に所属、200メートルで県大会4位。日大三では3年夏の甲子園で日本一、高校通算32本塁打。趣味は音楽鑑賞、好物は焼き肉。リーグ通算安打は記録を更新中で22日現在131本。家族は両親、妹。181センチ、84キロ。右投げ左打ち。