都市対抗王者の日本生命(大阪)が3投手による完封リレーで、2大大会制覇に王手をかけた。

 都市対抗で橋戸賞(最優秀選手賞)を受賞した藤井貴之投手(27=同大)が今大会で初めて先発し、8回途中まで無失点。藤田翔平(28=九州大)から新人の小林慶祐(23=東京情報大)とつないで完封リレーを完成した。

 打線も岩下知永主将(31=龍谷大)が2回に2点先制打を放ち、6回も3点を追加して突き放した。藤井は「橋戸賞をいただけたのは自信になっています。秋もチームで優勝したい。だから粘り強く投げるだけです」と12年のJX-ENEOS以来となる2大大会制覇を見据えた。