来季の先発転向も視野に入れる阪神島本浩也投手(22)が金本監督から高評価された。13日の紅白戦で紅組の先発を任され、1回2死から左打者今成には136キロのシュートで見逃し三振、2回の先頭江越も直球で空振り三振を奪った。直後に梅野、伊藤隼の連打を浴びて失点したが2回2安打1失点。大崩れすることはなかった。

 キャンプ前から5年目左腕の名前を挙げてきた指揮官は「真っすぐの回転が良かったように思ったけど。投げっぷりがいいからね」と評価は変わらず。「チャンスは大いにあると僕は思う。彼はかなりの戦力として僕は期待していますね」とまで言った。

 当然、本人はこの結果に納得はしていない。「まっすぐは良かったけど、変化球が高かった。今日は中継ぎのイメージで。1イニング、1イニングという感じだったんですが…」。全体練習後の個別練習では、投球フォームの体重移動を何度も確認。金本監督の期待に結果で応えたい。