阪神梅野隆太郎捕手(24)、江越大賀外野手(22)ら若手が参加する広島市内のトレーニングジム「アスリート」での1泊2日合宿が29日、スタートした。金本知憲監督(47)が現役時代に肉体を鍛え抜いた舞台で、肉体の超変革が実行される。

 金本監督を鍛え抜いた平岡洋二代表の指導を受けて、筋トレ三昧の1日になる。高知・安芸秋季キャンプでの同代表の講習会と同様に、今回も報道陣は完全シャットアウト。トレーニングに集中出来る空間を作って、肉体強化に励んでいる。正捕手として期待されながらも、今季56試合出場にとどまった梅野は「今まで筋トレは回数を決めてやってきた。限界までやるのは、初めて」と気合を入れる。

 合宿は、この場限りでは終わらない。来季のレギュラー奪取に燃える江越が「今日だけじゃ体はでかくならないんで。今の知識だけじゃ物足りないですし、メニューを学んでを帰ってからもトレーニングしたい。いい機会にしたいですね」と話せば、梅野も「なにか一つ持ち帰って、良かったらこれからも続けていこうと思う」と、合宿の後も「アスリート」式トレーニングを継続するつもりだ。

 合宿には石崎、守屋、北條、植田も参加。期待の若虎たちが金本2世となるべくトレーニングに没頭した。