DeNA山崎康晃投手(23)が6日、成田空港発の全日空機で米国ロサンゼルスに出発した。当地では約3週間、単身で英語とトレーニングを学ぶ。新人最多37セーブを挙げて新人王に輝き、オフはイベント参加に時間が取られることが予想されたため、自分の時間を確保するために国外脱出した。

 トレーニングを学ぶ「アスリーツパフォーマンス」は、広島黒田を始め多くの大リーガーが利用している。サッカーのドイツ代表のフィジカルコーチが在籍するなど、さまざま競技に影響を与えている。「いろんなことを学びたい。自分ひとりでどれだけできるか。米国で気づけることもある。来年につながるオフを過ごしたいんです」と、明確な目的を持って2年目のジンクスを打ち破る。

 語学スクールで英語を学ぶのは、フィリピンにいる祖母ナナイさんとコミュニケーションを取るためだ。「来年は日本に来るので英語を覚えて話がしたい」と、こちらの目的も明快。来季は祖母に好投する姿を見せる。