清原和博氏(48)が“宿敵”から会心の一打を放った。

 11日、「名球会ベースボールフェスティバル2016」に参加。名球会セ・パ対抗戦に4番DHで途中出場。現役時代に8打数無安打に抑えられていた佐々木主浩氏(47)と対戦し、フォークを中前へはじき返した。「こういう形で佐々木投手とまた対戦できるとは思わなかった。引退試合では対戦を指名してもらって空振り三振だったので今日は打てて、もう思い残すことはないですね」とガッツポーズで喜んだ。

 ただ、この対戦には佐々木氏-中日谷繁監督のバッテリーからの粋な計らいがあった。清原氏は「谷繁捕手にフォークをお願いした。ちょうど打てるところに投げてくれたので打てた」と明かした。対戦は実現しなかったが同じ全パでプレーした野茂氏についても「僕の一番のライバルというか、野茂投手が投げている姿を目の前で見られたのも良かった」とうれしそうに振り返った。