球界最年長のDeNA三浦大輔投手(42)が“温泉のススメ”を説いた。13日、厚木市内で自主トレを公開。三嶋、山崎康、石田の3選手を引き連れてのトレーニングで気持ちよさそうに汗を流した。一回り以上年齢が離れた若武者たちとの合同トレに「彼らが生まれる前からプロ野球だからね。一緒にやることで自分自身が(年齢差を)勘違いしながらね」と充実感を漂わせた。

 長く現役生活を続けるには、長く温泉につかることが秘訣(ひけつ)!? 昨季、シーズン通してフル稼働した山崎康には「強制的に1時間は温泉につかられて『温泉漬け』にしてる」と指示。体を温めることで疲労を軽減させ故障防止につながると力説した。起床直後にも約30分間の朝風呂を加え「体が起きるし、朝食もしっかりととれる」と宿舎にしている温泉宿をフル活用させている。

 この日は、早朝8時から白山(標高284メートル)を登山してから球場入り。キャッチボール、坂道ダッシュなどのハードメニューを消化。「休ませていた体の隅々の筋肉を呼び起こしている段階」と自身は例年通りのマイペース調整で準備を進めている。「ラミレス監督が5~8勝ぐらいと、言っていたので期待を裏切って2ケタ勝ちたい」と7年ぶりの大台も視野に入れた。風呂ならぬ、プロ25年目の番長の体も徐々に温まってきた。【為田聡史】