同い年コンビで試合もお立ち台も盛り上げる。中日山井大介投手(37)と森野将彦内野手(37)が17日、JAあいち豊田でトークショーを行った。山井が「金本さん、矢野さん、下柳さんみたいに同級生(同い年)で、1回でも多くお立ち台でみんなの前に立てるようにしたい」。かつて阪神の同い年トリオがお立ち台を盛り上げたように、同じ78年生まれの山井、森野コンビでの活躍を誓った。

 大阪出身の山井にとって、タテジマ3人の姿が強く印象に残っている。「(3人のお立ち台は)インパクトがありますよね」と記憶をよみがえらせた。虎3人衆が初めてそろってお立ち台に上がったのは、08年6月9日。当時40歳シーズンの同い年トリオが、お立ち台でそろい踏み。同じようにベテランの域に達した選手が活躍し、チームを引っ張ることをイメージしているようで「僕たちがお立ち台に上がれば、若手も頑張ってくれると思う」と相乗効果にも期待する。

 14年は森野とお立ち台に立つこともあったが、昨年はゼロだった。「頑張りますと言って、立ててないね」と顔を見合わせた。山井は昨季開幕投手を務めたが、4勝12敗。夏場からは中継ぎに回った。再び、先発ローテーションの一角としてフル回転するため、トレーニングに励んでいる。

 自主トレを行っている鳥取から前日16日に名古屋に戻って、このイベントに臨んだ。今日18日には再び鳥取に入る。「10月、11月と熱い戦いが届けられるように頑張ります」。優勝経験者で今季38歳を迎える2人が、チームを先導する。【宮崎えり子】

 ◆セ・リーグ同一球団の主なベテラン同学年 阪神の福留、安藤、鶴岡はいずれも77年度生まれで、セ同一球団では最年長同学年グループ。阪神ではほかに、81年度トリオの鳥谷、筒井、高宮がいる。巨人の杉内、村田は80年度生まれで、杉内が股関節手術から復活すればお立ち台でそろい踏みの可能性も十分。