原点にヒントを見つけた。ロッテ大嶺祐太投手(27)が24日、高校時代の映像を見返していることを明かした。「できていたことが、できなくなっている」と認めた。八重山商工3年だった06年、春夏甲子園に出場。早実・斎藤(現日本ハム)や駒大苫小牧・田中(現ヤンキース)とともに、注目の投手だった。甲子園での投球を見て、気がついた。「昔の方が体を柔らかく使えていた」。昨季は肩や股関節に強い張りを覚えた。このオフは柔軟性アップに取り組んでいる。また「当時は、内外角に結構カーブを投げていた」。カーブでもストライクを取って、投球の幅を広げていく。

 昨季は自己最多8勝を挙げた。今季は2ケタ勝利よりも「規定投球回が目標」と言った。この日は、QVCマリンでマラソン大会のスターターを務めた。野球でも、スターター(先発)の役目を果たす。