日本ハムが韓国ロッテと今季初の対外試合を行った。

 米アリゾナ1号は伏兵のグランドスラムだった。3年目の捕手、石川亮が左翼へ大アーチをかけた。3点を追う4回1死満塁。内角低めすくい上げると、逆転満塁本塁打となった。対外試合初戦での大きなアピールに「気持ち良かったです」と満面の笑みを浮かべた。

 ただ、4回表からマスクをかぶった守備では最後に反省点が残った。1点リードの9回、乱調の白村をうまくリードできず2失点。勝ち越し点は2連続暴投で許した。「まだまだ課題はあります」と神妙に話したが、バットで大きなインパクトを残した点は「僕らはアピールして、結果を残してナンボ。打つに越したことはない」と、素直に喜び、前向きにとらえていた。