日本ハム斎藤佑樹投手(27)の2軍合流が決まった。

 2月の米アリゾナキャンプ中の実戦2試合で結果を出せず、沖縄・名護での2次キャンプでは実戦登板を回避して投球フォームを見直すなど苦しんできた。8回に4番手で登板し、3者凡退で切り抜けたが、試合後に今後は2軍戦での先発調整を行うことが決定した。

 中4日で登板したこの日は先頭の6番飛雄馬を一ゴロ、7番戸柱を空振り三振、8番関根を中飛。わずか9球で3者凡退に打ち取った。9球中、6球がストレート。直球を軸に戸柱にはフォークを決め球にした。「反省する点も多いですけれど、とりあえず3人で終われたことは良かったです」。最速も144キロをマークした。

 1日の巨人とのオープン戦(札幌ドーム)では4回から2番手で登板も2回5安打4失点(自責1)。前回登板後はフォーク主体の投球に「もっと真っすぐでいけば良かった」と振り返っていた。「腕を振って真っすぐで押すことを意識した」と、1イニングではあったが浮上の兆しをつかんだ様子。この日の試合前には「結果を残すだけ。それだけです」と気合を入れ、有言実行の無失点も「すごくいいわけじゃない」と、厳しい表情だった。