西武菊池は悔しさを隠せなかった。

 最速156キロで7回まで10奪三振の無失点も、8回に乱れ2四球と安打で満塁として降板。一挙4失点を招いての5敗目に「7回まで良くても最後に打たれては意味がない。あそこ(8回)で踏ん張れないと…。本当に悔しい」と唇をかんだ。チームは今季最多の借金7で、9カード勝ち越しなし。田辺監督は「(菊池は)今季一番よかったが点を取ってあげられず、かわいそうだった。好機はつくったんだけど…」と渋い表情だった。