東北学院大は1-0で仙台大に雪辱し、今日16日の3戦勝負に持ち込んだ。4年生左腕・米将吾(仙台商)が7回を7安打無失点に抑え、リーグ初勝利を挙げた。

 負ければ終わりのゲームで、米が4年生の意地を見せた。7四死球と苦しみ、毎回走者を背負ったが、「楽しんでやろう」と自らに言い聞かせて要所を締めた。一塁けん制で2度走者を刺した米は「勝てて良かった。明日も投げられるように準備したい」と連投にも意欲。

 前日14日の第1戦は0-0から延長10回のタイブレーク負け。勝ち点で並んでも勝率で及ばず、優勝の可能性は消えたが、勝利への執念は切らさない。米同様、今春先発デビューした佐藤航外野手(4年=大湊)は「このまま終わりたくない」と雪辱の秋につなげる。