ロッテは12日、藤岡貴裕投手(26)が11日に千葉市内の病院で検査を受け、左肘内側側副靱帯(じんたい)損傷と診断されたことを発表した。全治2~3週間の見込み。9日の阪神戦登板時に違和感を訴えていた。この日、出場選手登録を抹消された。

 伊東監督は「肘の靱帯(じんたい)を伸ばしている。我慢して投げていたが。全治は2、3週間だが、それより早く治る可能性もある。貴重な中継ぎとして貢献してくれていた。1日でも早く戻って欲しいが、まずは休ませる」と説明した。

 対左打者だけでなく、先発が早い回で崩れた時のロングリリーフもこなし、劣勢の展開を引き戻す役を担っていた。ここまで21試合に登板し、防御率1・74と安定していただけに、離脱は痛手だ。

 代わって木村優太投手(31)が今季初昇格。伊東監督は「そろそろけが人が出てくる。あわてないでいいように、キャンプの時から他の選手が代わりにできるようにやって来た。新しい人は出てきます」と期待した。