広島新井貴浩内野手(39)が7回に勝ち越し打を放ち、チームを勝利に導く決勝打となった。

 7回2死一、二塁から新井は腕をうまくたたんで内角球をさばくと、打球は左翼前で弾んだ。二塁走者田中が一気に本塁に生還し、勝ち越しに成功した。「2打席、3打席とチャンスで(走者を)かえせなかったので、何とか気持ちを入れた。今度こそ、と気合を入れました」。3回は無死二塁、5回は無死一、三塁でいずれも空振り三振に倒れていた4番が、最後に意地を見せた。

 4番のバットで3度目のリードを奪うと、松山が2点適時三塁打、鈴木が中前適時打で続き、この回4得点の集中打で試合を決めた。