ソフトバンク城所龍磨外野手(30)がプロ13年目で初の満塁本塁打を放った。5回2死満塁から今宮が押し出し四球を選び、先制点をあげた直後。阪神岩貞の高め直球を振り抜き、右翼席に運んだ。交流戦5本目となる今季6号。阪神岩貞を5回でマウンドから引きずり下ろした。

 「右翼を守っていて、雨が降っていて(普段は右翼から左翼方向に吹いている)浜風が吹いていないと感じた。手応えはあったのでいくかなと思った。(今宮)健太が押し出しで1点を取ってくれたので、楽な気持ちで打席に立てた。勝って絶対に(交流戦で)優勝しようという緊張感があった」

 これで交流戦での打率は12球団トップの4割1分5厘。5本塁打、12打点、6盗塁と主力級の活躍を続けており、交流戦MVPの有力候補にも名乗りをあげた。