日本ハム田中賢介内野手(35)が、一役買った逆転劇を興奮気味に振り返った。

 2点ビハインドの7回2死満塁。フルカウントから同点の左前2点打を放った。「自分自身でも、なかなかこんな場面はない。しびれました」と普段は冷静沈着なベテランも一塁ベースを蹴り、思わず小さく飛び跳ねガッツポーズ。

 続くブランドン・レアード内野手(28)が勝ち越しの中前適時打で、試合をひっくり返した。「あの場面は本当に最高の気分だったね」と、すしを握る恒例のポーズを披露していた。

 チームは今季初の5連勝。田中賢は5試合連続安打中と、好調な打線を支えている。不敵な笑みを浮かべ「強くなっています。期待してください」と巻き返しを宣言していた。