ロッテ先発の古谷拓哉投手(35)が負傷降板した。

 0-1の3回、日本ハム先頭陽のライナーが左手を直撃。ベンチ裏に下がり、そのまま降板した。試合中に千葉・習志野市内の病院に向かい、左母指中手骨骨折と診断された。全治3カ月の見込みで、今季絶望となった。

 直撃直後、マウンドに転がるボールを拾い上げ、一塁に送球した。だが、折れた手ではまともに投げられなかった。何とかアウトにしたい気持ちの表れだったが、悪送球でボールは右翼ファウルゾーンを転々。その間、陽に三塁まで進まれ、この回の3失点につながった。

 病院から球場に戻った古谷は「(手に)力が入らなかったです。投げられないと判断できれば良かったんですが。チームに迷惑をかけました」と無念の表情を浮かべた。