女子野球でW杯5連覇を成し遂げた侍ジャパン女子代表で、北海道天塩町出身の金(こん)由起子内野手(39=ホーネッツ)が悔しさ全開のファーストピッチを披露した。

 力強い投球でノーバウンドも、外角高めに浮いて球速は97キロ。「超遅いです。めちゃくちゃ緊張しました」とガックリ。「稲村さんは100キロ出している」と、日刊スポーツ高校野球応援団長を務めた稲村亜美(20)の名前を挙げて、悔しがった。

 試合前には栗山監督と面識ある陽岱鋼らと対面。自身は世界の頂点に輝いているだけに「1位になるのと2位になるのは全然違う。ここまできたら絶対優勝してほしい」とエールを送っていた。