日本ハム中田翔内野手(27)が4回に放った、技ありの先制適時打が決勝点となった。

 1死三塁の好機で、内角低めの149キロ直球を左前へ運んだ。楽天のエース則本が両手を膝について悔しがるほど、厳しいコースを突かれながらもはじき返した。「大振りせず、コンパクトに行こうと。今日は則本も気合が入っていた。前回とスピードも違ったけど、自分の思ったとおりに出来た」。シーズン110打点目で先制後に陽岱鋼の13号3ランも飛び出し、この回一挙4得点。チームも逃げ切って優勝マジックを「5」とした。「みんな気合が入っている。すごく、いい試合ができている」と、主砲にとっても手応え十分の1勝となった。