東洋大が勝ち点2を挙げ開幕5連勝を飾った。「今岡2世」中川圭太内野手(2年=PL学園)が2戦連続で決勝打を放ち、専大に2-0で快勝した。6連勝した11年春以来となる5連勝を飾った。

 東洋大・中川が連日のヒーローになった。両軍無得点の5回。1死一、三塁でスライダーを引っ張った。打球はきれいに左中間を割り、中川は三塁を陥れた。「前の打席で直球をヒットにしたので、変化球が来るという読みが当たりました」と、してやったり。

 前日の決勝本塁打に続き2戦連続で試合を決めた。PL学園(大阪)では主将を務め、高校通算29発。高校、大学と同じ道を歩む元阪神今岡に憧れる右打者が、この日も2安打と好調を持続する。「4年生たちが練習から勝てる雰囲気を作ってくれているおかげです」と好ムードを語った。

 11年春の6連勝以来となる開幕5連勝だ。高橋昭雄監督(68)は「打線は自信を持っていた。あとは投手が頑張ってくれたら」とご満悦だった。【和田美保】