「北の国から」頂点を目指す。リーグ制覇から一夜明け、日本ハム栗山監督は、シーズン終了からCSファイナルS初戦(12日、札幌ドーム)までの2週間弱を、すべて本拠地に滞在して合宿を行うと明かした。

 これまでの優勝時は、登板間隔が空く投手や出場機会の少ない野手が、宮崎でのフェニックスリーグに参戦し調整してきた。だが同監督は「短期決戦を勝つために、いろいろな部分の精度を上げたい」。チームを離れるより、一丸となって犠打や連携プレーなどの細かな技術を磨く方を選択した。紅白戦も「最低3試合は」組まれる予定で、対外試合よりもケガの危険性が少ないメリットもある。「自分たちで準備した方が得策かな」と決断に至った。

 1軍登録枠よりも若干多めの選手で練習を行う予定。「(現在の2軍から)多少選手を呼ぶ。(登録枠に)割って入ってくれれば」と競争も促す考え。地元・北海道にどっしりと腰を落ち着けて、準備を整える。