同大が関学大に連勝して関大と並ぶ勝ち点３を挙げ、逆転優勝に望みをつないだ。

　初回に大西友也内野手（４年＝大阪桐蔭）が先制打を放ち、１－１の５回は井手隼斗内野手（４年＝修猷館）の適時三塁打などで３点を挙げて勝ち越し。先発の平尾奎太（４年）が８回途中まで関学大打線をソロ２発だけの失点に抑え、福島孝輔（２年）との大阪桐蔭リレーで逃げきった。

　平尾奎は高校時代、阪神藤浪らとともに活躍を期待されたが、２年秋に腎臓の病気が発覚。１２年の甲子園春夏連覇はベンチで藤浪らをサポートし、同大進学後は思う存分マウンドで力を発揮できる日を目指して病と闘ってきた。昨秋大学初勝利を挙げ、復活を果たした。来春以降は社会人のホンダ鈴鹿で野球を続ける予定だ。「体が動くのに、動いてはいけないことが何よりつらかった。まわりの方に支えられて、野球を続けられるようになりました。藤浪が先にプロで活躍しているし、沢田（圭佑＝立大４年）も今年のドラフトでプロに行くでしょう。ぼくはみんなより遅れたけど、社会人で２年後にプロを目指したい」と力強く語った。