ソフトバンクが執念の足技で逆転勝利を飾った。1点を追う9回に代打の福田秀平外野手(27)が死球で出塁。

 日本ハム・マーティンの投球モーションの大きさをつき、二盗に成功。1番中村晃外野手(26)が四球を選ぶと、今度は重盗を決めた。相手守護神の動揺を誘うと、本多と柳田の連続タイムリーで勝ち越した。

 足で勝利を呼び込んだ福田は「行けたら行け、と常に言われていた。高い確率で勝負できると思った。マーティンのモーションは頭に入っていた。ホッとした。アウトなら、どうなっていたんだろう」と安堵(あんど)の表情を見せた。札幌ドームでのCSは7戦目で初勝利。日本ハムの王手を阻止し、逆襲に出た。