巨人から新加入した日本ハム大田が早速、特大の一発をあいさつ代わりにした。6日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で行われている秋季練習に合流。新天地での始動日のフリー打撃で、左翼後方の防球ネット上部に当てる特大弾を放った。「今は(バットの)芯に当てる確率を高めるために、センター返しを中心に意識しています」と、約50スイングで柵越えは3本だけだったが、いきなり強烈なインパクトを残した。

 日本ハムのチームカラーも体感した。午前10時から始まった全体練習は、正午には終了。巨人時代に比べて拘束時間が短いことについて「質を求めないとダメ。おのおのに(調整が)任されているなと感じる。どう行動するかが問われる」と違いを実感した。練習前には頭を下げてあいさつをしたが「多くは語っていないです」。野球に真摯に打ち込むことが、チームに溶け込む最良の“策”としていた。