日本ハム大谷が「右腕休息期間」を設けていることを明かした。21日、市川とともに応援大使を務める北海道・幕別町を訪問。児童と触れ合うため訪れた小学校で、校長から衝撃発言が飛び出した。「大谷選手は右腕を“負傷”しているので、残念ながらキャッチボールはできません」。子どもへの返球は下手でフワリ。腕相撲も左腕対決、ハイタッチすら左手のみで行う徹底ぶりだった。大谷は笑いながら、からくりを明かした。

 大谷 あれは(校長が)大げさですよ。そんなこと(負傷)はないですけど、1つOKにすると全部OKになってしまうので。いまは練習もそういう感じ。練習を効率よく進めていく過程で、まず休む方が(今後)しっかり投げたり打ったりできる。なぁなぁでやるより、区切った方がいい。

 今季は日本一、その後は侍ジャパンの強化試合にも出場。プロ4年目で最も長いシーズンを過ごしたため、疲労回復とリフレッシュが目的。今月13日に強化試合を終えてから、キャッチボールすら行っていない。「2、3週間は(休む)。そこから徐々にやっていこうと思っています」。今月いっぱいは右腕を使った練習に制限をかける。【本間翼】