楽天ドラフト1位の横浜・藤平尚真投手(18)が24日、苦手克服へオコエに弟子入りしたい考えを示した。コボスタ宮城で入団オリエンテーションに臨み、観覧車に試乗すると、表情をこわばらせた。「実は観覧車が苦手で、あんまり乗りたくなかったんです…。揺れるのが苦手で」。それだけではなかった。「お化け屋敷と、人を笑わせることが苦手なんです」。3つの苦手を告白した。

 そのうちの1つでも克服したい。そのために「オコエさんからパフォーマンスを勉強したいです」と希望した。仙台滞在3泊4日で入団会見やファン感謝祭などを経験し、ファンを喜ばせる重要さに触れた。「とても大切だと思いました」。本業の野球では「観覧車から見ても速いと思える球を投げたい。目標は155キロ」と自己最速152キロの更新に意欲を示した。パフォーマンス力と球速。新たな目標2つを胸に、家族と帰路についた。【松本岳志】