日本ハム中田翔内野手(27)が1日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3500万円アップの2億8000万円プラス出来高で合意した。

 冒頭に「1億ダウンです」と、ニセの金額を発表する、毎年恒例のボケをはさんで会見スタート。昇給分は「子どものためにお金を残しておきたい」と、貯蓄する考えを示した。

 今季は打率2割5分。25本塁打を放ち、リーグ最多110打点を挙げて2年ぶりの打点王と2年連続のベストナイン一塁手部門を獲得した。「すごくいい経験をさせてもらった。打点やホームランはもうちょっとできたかな」と、反省をまじえて日本一に輝いたシーズンを振り返った。

 来季プロ入り10年目を迎えるチームの主砲は「大事な1年になる。さらに気合を入れて頑張りたい」と見据えていた。(金額は推定)