ヤクルト由規投手(26)が1日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の1500万円でサインした。

 育成選手として迎えた今季は、7月5日に支配下登録。同9日に復帰登板し、同24日の中日戦で1786日ぶりの勝利を飾った。「今だから言えるけど、不安だった。結果を残さなきゃいけない、状態を落としちゃいけないという葛藤もあった」と明かした。

 復活を果たしたが、登板は5試合で2勝3敗。防御率は4・56だった。「復帰できた満足感はあるけど、チームに貢献できていない悔しさが残った」。この1年を「激動でした」と振り返った。

 来季へ向けては「登板間隔を詰めても(先発で)投げられるような体をつくる。投球につながるトレーニングをしていきたい」と話した。(金額は推定)