阪神石崎剛投手(26)が9日、台中インターコンチネンタル球場で行われた台湾ウインターリーグのイースタン選抜戦の9回に登板し、3者連続三振の快投を演じた。

 最速146キロの真っすぐで小気味よくカウントを整え、鋭いスライダーを駆使。DeNA青柳を空振り三振に片づけ、巨人宇佐見を見逃し三振だ。試合を締めくくるセーブを挙げ「リラックスして思い切り腕を振って勝負できた。スライダーは来季に向けて使えればと思っている」と手応えを口にした。視察前に「一番心配なのは石崎」と話していた掛布2軍監督も「独り相撲するケースが多かったけど、相手と勝負して落ち着いて投げられている。スライダーの精度も良く、高めを意識して投げて空振りを取れている」と評価した。来季は救援右腕として活躍を目指す。