右肩手術からの完全復活を目指すソフトバンク松坂大輔投手(36)がカロリナ(米自治領プエルトリコ)で13日(日本時間14日)、ウインターリーグのカグアス戦に先発し、5回3安打1失点2四球3奪三振と、上々の内容だった。今リーグ2度目の登板に臨み、ノーワインドアップをテストするなど、来季へ向けた「変化」の準備を着々と進行中。プロ19年目を迎えるベテランが「オフ返上」で調整を続ける。

<松坂一問一答>

 -感触は

 前回より内容自体は良くなった。動かすボールをたくさん使って、ストライクゾーンの中でうまく散らすことが出来たんじゃないですかね。

 -ノーワインドアップは

 何試合かやってみないとつかめないところがあると思う。参考になる投手もたくさんいる。イメージに合う投手を自分の中で試している感じ。いい感触で投げられている時間を、継続していければ。

 -その意図は

 今の自分の状態を改善していく中で、何がきっかけになるか分からない。いい方向に変えられるきっかけになればと思って始めたのが、ノーワインドアップとツーシームを多投することです。

 -ツーシームは

 この1カ月、短い期間ですけど、徹底して練習するつもり。何とか試合で使えるボールにしたい。ツーシームを扱えれば、同じようなスピードで動くカットボールがもっと生きてくるんじゃないですかね。

 -この時期に試合で投げられる感触

 毎日これ以上悪くならないでくれという思いはあります。3~4試合投げさせてもらえればありがたいです。