スタートダッシュを“モギ”取る。楽天茂木が26日、生まれ故郷の東京・小金井市内で行われた報告会で、来季の雪辱を誓った。

 女性からの「対戦した投手の中で、来季こそ打ちたいと思う人は?」という質問に、「オリックスの金子千尋さんです。ストレートも変化球も腕の振りが一緒。1本もヒット打てなかった。そういうピッチャーからヒットなりホームランを打てるようにしたい」と宣言した。

 ルーキーイヤーの今季は、13打数無安打と封じ込まれた。「普段はしないけど、金子さんに関しては、配球を読んだりすることも必要になる」と今後の対策を明かした。くしくも来季の開幕戦は敵地でオリックス戦。2017年度の初戦で、対戦する可能性も高い。「打ち損じがあっても、気持ちの整理をして何とか打ちたい」。小金井市初のプロ野球選手として、成長した姿を故郷へ届ける。