西武多和田が、初の開幕投手をトリにいく。2日に西武所沢店で、辻監督、高橋光とともにトークショーに参加。指揮官からは「(菊池と)どっちかでしょ」と開幕を任される可能性を示唆された。

 さらには「オレは初めてだから、いつ本人に伝えるものなのかよく分からないんだけど、どうなの多和田? 早く知りたい?」とも。多和田は「いつでもいいです! 頑張ります!」と意欲をみせた。

 ルーキーだった昨季は、プロ入り前からの肩痛などで出遅れたものの、途中から先発に定着。7勝5敗と上々の成績を残した。この安定感を高く評価され「名前を出していただけるだけでもうれしい。キャンプ初日からブルペンに入って、アピールできるように準備したい」とうなずいた。

 ブレークを予感する出来事もあったという。トリ年生まれの年男には1日未明の初詣の際、肩にトリのふんが落ちてきた。「トリがあまり飛んでいない真夜中。しかも何百人もいる中で自分だけにというのは、逆にありがたい気がします」。トリがもたらすウン気に乗り、トリ年の飛躍を目指す。【塩畑大輔】