DeNAへ移籍した巨人平良拳太郎投手(21)が、思い出の地から再出発する。6日、横浜市の球団事務所で入団会見を行った。巨人へFA移籍した山口の人的補償での移籍となったが、DeNAとは、不思議な縁で結ばれていた。「横浜スタジアムでは中学の全国大会で投げたことがある。縁がある球団」と平良。新本拠地では、沖縄・今帰仁中時代の10年に全国3位になった場所だった。

 DeNAにとっても平良は“アモーレ”のような存在だった。会見に同席した高田GMは「(13年)ドラフトで指名したいとリストアップしていた。巨人に入ってからも注目していた」と高校時代から高く評価。北山高3年のときにスカウトから言われ沖縄まで視察に訪れたという。「プロで3年間、十分経験を積んだ。ちょうどブレークしてくれると思う」と、迷いなく選んだ21歳に期待をふくらませた。