昨季限りで現役引退した元巨人の鈴木尚広氏(38)が台湾・中信兄弟の春季キャンプで臨時コーチを務めることが10日、分かった。

 担当は外野守備走塁部門で、2月下旬から約1カ月間、引退後初指導を行う。中信兄弟は昨季、上半期1位で下半期は2位もポストシーズンで敗退。今季開幕を前にチームのレベルアップを図り、現役時代は走塁のスペシャリストとして主に代走で活躍し、通算盗塁成功率は歴代トップ(200盗塁以上)の8割2分9厘をマークした走塁技術を持つ鈴木氏に白羽の矢が立てられた。「神の足」と称された走塁技術を、海の向こうで伝授する。