日本ハムは11日、米大リーグ、インディアンスのエドウィン・エスコバー投手(24)と契約合意したことを発表した。

 ベネズエラ出身で身長188センチ、体重102キロの左腕。背番号は42に決定した。08年にアマチュアフリーエージェントでレンジャーズ入りし、14年レッドソックス時代にメジャーデビュー。メジャーでは通算27試合に登板し1勝2敗、防御率7・01だった。

 エスコバーは「以前から日本のプロ野球に関心を持ち、いつかは挑戦したいと強く望んでいた中、ファイターズから最高の機会をいただきました。家族ともども、感謝の気持ちでいっぱいです。日本という素晴らしい国、素晴らしい人々の中で新たな生活が始まることを楽しみにしています。何より、ファイターズのメンバーとして連覇に挑戦できることに、すでに気持ちが高ぶっています」とコメントした。

 栗山英樹監督(55)は「補強ポイントであった左のパワーピッチャーの獲得が決まり、大変心強く思います。昨年はメジャーで25試合登板、しかも24歳という若さでファイターズの一員となることをよく決断してくれました。常時150キロ級のストレートを投げ、先発とリリーフの両方を経験しているのは大きな強みです。現状でもローテーション入りを期待していますが、駐米スカウトの報告からは日本への順応性とまだまだ成長する可能性を感じます。日本一連覇への貢献はもちろん、彼自身の野球人生が大きく飛躍することを信じています」と期待を寄せた。