阪神ドラフト1位の大山悠輔内野手(22=白鴎大)が11日、NPB新人研修会で刺激を受けた。野球殿堂博物館で透明のアクリルケースに収められた展示物の前で足を止めた。日本ハム大谷が13日の侍ジャパン強化試合(オランダ戦)で東京ドームの天井の隙間に打ち込んだ球だった。

 見学後、「大谷選手が東京ドームで天井に当てた球が印象に残っています」。とはいえ、天井と言えば…。大山は新人合同自主トレの初日に、甲子園の室内でのキャッチボール中、すっぽ抜けた1球が天井に直撃。「記憶に残る選手なりたい」と話すように? 驚肩を披露したばかりだった。

 大谷とは同学年。大谷以外でも同僚の藤浪、北條、広島鈴木らが同世代。多くの選手がプロの世界で輝きを放っている。この日も多くの同学年選手と対面した。

 「たくさんの選手と会って刺激になりました。意識しないことはないですが、自分のことをしっかりやっていきたい」

 同世代へのライバル心を忘れることなく、虎のドラ1が歩みを進めていく。