ソフトバンクの中田賢一投手(34)が12日、グアムでの自主トレーニングを公開した。

 昨季は右腕のけがで出遅れながら7勝をマーク。「開幕からローテーションを守り切って1年やれば、このチームなら2桁(白星)に乗る。ソフトバンクに来て一番勝ちたい」。移籍後最多の12勝でちょうど到達する通算100勝に意欲を示した。

 この日はブルペンで投球練習を行い、力強い直球のほかカーブ、スライダーを交えて約40球を投じた。昨季終盤に手応えをつかんだ投球フォームを安定させるため、例年より早めに調整を進めており「より力強い球を投げて、ストライクゾーンで勝負したい」と課題を見据える。

 同じ34歳で、昨季2勝に終わった摂津正投手も同じ施設で調整している。中田は「摂津も強い思いで向かっていくと思う。共闘してローテーション争いをしていければ」と台頭する若手への対抗心を燃やした。