シーサー、2017年は生まれ変わるさ~! 都内で松井稼、阿部と自主トレ中の楽天伊志嶺忠捕手(31)が12日、「何でも屋」になることを誓った。沖縄・宜野湾出身の島人(しまんちゅ)は、「試合に出られるのであれば、ポジションはどこでもいい。捕手ですけど、時間がある時に他のポジションも練習していきたい」と言葉に力を込めた。

 外野でも、内野でも、なんくるないさ~! 昨季こそ捕手と指名打者での出場にとどまったが、15年は左翼手と一塁などをこなした。「とにかく試合に出たい。試合に出ることが大事だと思っている。1年、1年、危機感を持ってやっているので」と、がむしゃら。外野は固定しきれていない。経験値は最大限に生かし、サバイバルを生き抜いてみせる。

 楽天の捕手事情が、変わったのさ~。今季からソフトバンクを自由契約となったベテラン捕手の細川が加入。2年目を迎える足立も首脳陣の評価を受けている。正捕手・嶋の存在は言うまでもない。今季でプロ10年目となる伊志嶺は、「やっぱり捕手は1つのポジションしかないので」と危機感を募らせる。自主トレでは打撃力アップへ、基本となるティー打撃の練習に重点的に力を入れている。愛称シーサー・伊志嶺。チーム、自身の繁栄を祈って、なくてはならない存在へ変身するのさ~。【栗田尚樹】