オリックスが春季宮崎キャンプ初の実戦となる2月5日の紅白戦に、12人の投手陣を競演させる。12日、神戸市のほっともっと神戸を訪れ、新人合同自主トレを視察した福良監督が明らかにした。

 5イニング制の紅白戦で、1イニングずつ計10人の投手でリレー。アクシデントに備え、2人の投手も待機させる。顔ぶれは青山、高木、斎藤、佐野、八木、吉田凌、佐藤世、鈴木優、大山、塚田、角屋、戸田の12人。福良監督は「早い時期から数多くの投手の力量を見極めていきたいので」と1イニング継投の意図を説明した。

 即戦力候補のルーキー投手陣は「新人は焦らせてはいけない」(福良監督)と、実戦登板は10日以降になる見込み。1軍キャンプスタートが予想されるドラフト1位の山岡泰輔(21=東京ガス)は今月23日、同2位の黒木優太(22=立正大)は同20日に神戸市内でブルペンに入る予定だ。春季キャンプでは紅白戦7試合、練習試合3試合が予定され、黒木は「アピールの機会が多いということですね」と目を輝かせる。ただし登板機会が多いということは、1度の好投で認められるのではなく、好投を続ける必要がある。厳しい生き残り競争が始まる。【堀まどか】