マウンドに帰ってきた!? 昨季限りで現役を引退した黒田博樹氏(41)が15日、サンマリン球場で行われた名球会東西対抗戦に登板。盟友新井貴浩内野手(39)との対戦が実現した。

 4回表、西軍の攻撃で西軍の黒田氏がマウンドに上がった。まずは元チームメートの前田智徳氏(45)を126キロで詰まらせて中飛。続く阪神福留孝介外野手(39)も127キロで右飛。続く3番小久保裕紀氏(45)の打順で西軍の山本浩二監督(70)が4番新井を繰り上げて打席に送った。

 新井を前に黒田のギアは上がり、それまでの120キロ台から130キロ台を連発。最後は3球目129キロで遊ゴロに打ち取った。

 黒田は「本当に気持ち良くマウンドに上がらせてもらった。たくさんのファンから声援が気持ち良かった」と昨年10月25日の日本シリーズ第3戦(札幌ドーム)以来のマウンドに笑顔を見せた。打ち取られた新井も「球が速かったです。悔しい」と笑った。