阪神金本知憲監督(48)が19日、今季初めて鳴尾浜を訪れ、ドラフト1位大山悠輔内野手(22=白鴎大)の打撃を初めてナマでチェックした。第一印象から絶賛の嵐で、クリーンアップ候補として大きく育てる方針を再確認。柔らかいバットのさばきや左足の上げ方を見て、現役時代に最強コンビとして優勝に導いた今岡2軍コーチの打撃に重ねた。

 自らに重ねられた今岡2軍コーチも、大山の素質の高さを評価した。「高山を一番初めに見たときと一緒で、腕を柔らかく使えている。これは教えてもできない。天性というか、天才的なものを持っている」。昨年2月の安芸2軍キャンプでも、ルーキーだった高山の屋外初フリー打撃を見て、超一級のセンスを感じ取っていた。2度の優勝に導いたかつての好打者の指摘は、金本監督の期待の高さを裏付ける。