安眠でサバイバルを戦い抜く。日本ハムのドラフト2位石井一成内野手(22=早大)が19日、新人でただ1人選出された米アリゾナ州ピオリアでのキャンプへ、“相棒同伴”を決めた。愛用する東京西川のマットレス「エアー」の持ち運び用の購入を検討。「できればエアーのマットレスを持って行きたい。体が大事なので、自分への投資だと思って」と、明かす。

 世界のアスリートも認めるアイテム持参で乗り込む。同シリーズはサッカー・バルセロナのFWネイマールや、ヤンキース田中らが広告塔を務める。石井一は、鎌ケ谷の寮には高校時代に購入したものを持ち込んだ。「エアーが大好きで、遠征先のホテルのベッドが合わないこともある」と信頼する。1軍主体のキャンプメンバー入りに「緊張すると思う」。慣れた寝心地で回復させ、最高のパフォーマンスでアピールする。

 同期入団の選手たちからは「『いってらっしゃい』といじられた」と笑い、エールと受け止める。「(購入は)最後の休みの25日かな。実際に見て買いたいので、(ドラフト8位の)玉井さんの車に乗せてもらって」と計画。「いいキャンプにしたい」と準備を整える。【保坂果那】