「僕よりも上の方もいるし、みなさん元気ですから。そういう意味では僕自身も若い選手に負けないようにね。やれたらいいなと思う」。北條、高山ら若手が台頭する金本阪神のなかで「C」マークをつけた福留の存在がカギになる。12年ぶりのリーグ優勝へ。この男が中心になることは間違いない。【桝井聡】

<40歳以上で活躍した主な選手>

 ◆阪神では 金本知憲は40歳の08年に144試合出場、打率3割7厘、27本塁打、108打点。このシーズンで通算2000安打も達成した。また、40代での出場675試合、544安打はプロ野球最高、シーズン全試合出場3度は唯一。他に40歳でプレーしたのは投手が若林忠志(48年)野村収(86年)下柳剛(08年)で、野手は藤村富美男(56年)真弓明信(93年)広沢克実(02年)矢野輝弘(09年)桧山進次郎(09年)がいる。

 ◆セ・リーグは 大野豊(広島)は97年に42歳で防御率1位(2・85)となり史上最高齢でのタイトル。山本昌(中日)の06年阪神戦での41歳ノーヒットノーランはプロ野球最高齢。

 ◆パ・リーグは 門田博光(南海)は40歳の88年に44本塁打、125打点で2冠を獲得。村田兆治(ロッテ)は右肘手術から復活。89年には40歳で防御率1位(2・50)。工藤公康(西武ほか)は47歳シーズンまで投げ続け、40歳以上での153試合登板はプロ野球最多。