ロッテ投手陣で20日に一番多くブルペンで投げたのは、涌井秀章投手(30)だった。キャンプ終盤恒例の投げ込みで、205球を投げた。

 そのエースに負けじと投げたのが、田中靖洋投手(29)だ。本塁方向から見て、ブルペンの左端に陣取った涌井に対し、田中靖は右端で投球。涌井よりは少なかったが、178球を投げ込んだ。田中靖も、涌井も、元西武のチームメート。ブルペンの両端で、元西武の両腕が投げ込みを行った格好だ。

 田中靖は「まだ体の使い方がしっくり来ないので、投げて覚えるしかありません」と投げ込んだ理由を説明した。たまたま、涌井と同じ日に投げ込んだ。周囲からは「西武って、みんな、そんなに投げるの?」と聞かれたそうだ。【ロッテ担当 古川真弥】