開幕守護神はドリス有力! ストッパーのポジションを争っていた阪神ドリス、マテオはともに1イニングを無安打無失点に抑えた。8回はマテオが3人でピシャリ。9回はドリスが1四球を与えながら、危なげない内容でゼロを並べた。

 11日西武戦に続き、8回マテオ、9回ドリスの順番で起用。金本監督はシーズンの順序について「状態にもよるんじゃないかな」とした上で「最初はどちらかで入るでしょうけどね。落ちるボールがあるから、ドリスが有力なのかな」と明かした。

 ドリスは昨季終了後に右肘を手術しており、指揮官は「きっちり投げるところを決めて、そこだけという方がいいのかなと思う」とも説明。「イニングをまたいでくれたりとか、そういうことを考えるとマテオが先の方がいいんじゃないかな」と昨季からの適性も見極めて判断した。

 今季のオープン戦初セーブを挙げたドリスは「(投げる場所は)自分が決めることじゃない。言われたところで投げるだけ」。オープン戦4試合で防御率0・00のマテオも「(イニングまたぎは)言われれば投げる。アウトを取ることが仕事」と心強い。今後はマテオのイニングまたぎも試す方向。セットアッパーはマテオ、守護神ドリスで17年の開幕を迎える。