巨人が終盤の4失点で逆転負けを喫した。2-0の7回、3番手山口鉄が先頭打者に四球を許すと、2死一、二塁でヤクルト荒木の適時二塁打に失策も絡んで3失点(自責2)。8回にはカナダ代表としてWBC出場後はオープン戦初登板となったマシソンが、2死から2者連続で二塁打を浴びて1失点を喫した。

 守護神候補の沢村も右肩の違和感で離脱しており、昨季のブルペンを支えた盤石のリリーフ陣の調子が上がってこない。それでも高橋由伸監督(41)は「(山口鉄は)実績のある選手なので頑張ってくれとしか言いようがない。マシソンは戻ってきて初めてなので、投げたということでいいんじゃないですか。(開幕までに)きっちりと(勝利の方程式を)決めなきゃいけないわけじゃないですからね」と信頼感を強調。マシソンも「7、8、9回には厚いメンバーがいる。去年と同じ。任された場所でしっかりやっていきたい」と語った。